志摩国一の宮

伊射波神社

いさわじんじゃ

伊射波神社

 鳥羽駅よりバスで約25分、安楽島で下車、停留所の前に安楽島公民館がある。そこから徒歩で左の参道口より約40分、山の田に囲まれた狭い山道を三つほど、山を越えると海岸堤防に出る。海と島の見えるその先に海に向かって鳥居が立ち、その前が菅島である。海に向かって立っている鳥居より加布良古崎の上の鎮座地へ、坂道を約280m登る。ゆっくり歩いて約25分、樹木に覆われた中に木造神明造の本殿、拝殿がある。昭和51年(1976)の造営である。
 人里離れた神域は、海の風が木々に吸われて、参道で流した汗を収めてくれる。陸地は山に囲まれて、海に向かって開かれた海の女神の社である。創建は明らかではないが、古代の人々は、海の道から加布良古崎に宿る女神を拝んできた。社殿の脇には昭和31年(1956)に再建さられた籠 堂がある。昔からこの堂に篭って、大漁の祈願や修行をする人々がいた神域であった。安楽島では志摩大明神、加布良古大明神と呼ばれ、加布良古さんの愛称や一之宮で通っている。主祭神は多紀理比売、配神は多岐津姫、狭依姫、相殿神は加夫呂伎大神(素佐之男尊)、大日霊女貴尊(天照大神)である。二大神は神婚し、三女神が生まれて海の守り神となった。加布良胡岬に風の凪に通じる梛の木を神木として植え、宇志波那流神として祀られた。古代には二礼四拍手一拝の参拝形式としていた。

所在地・アクセス

〒517-0021 三重県鳥羽市安楽島町字加布良古1210
 TEL 0599-25-4354

鳥羽駅バス25分
 安楽島より徒歩40分