JR北浦和駅東口からタクシーか、JR武蔵野線東浦和駅からバスで芝原小学校前で下車、徒歩10分、見沼氷川公園前に氷川女体神社の森がある。『延喜式』名神大社の武蔵国一宮氷川神社と同じく、男女二神の古代自然信仰、陰陽の信仰を留めるとともに、いまは少なくなってしまった鎮守の森の原風景が残され、暖かくつつんでくれてほっとする雰囲気がある。
かつては広大な見沼を見渡す景勝の地にあって、南面する台地の端に位置して原始林に覆われていた。見沼は御沼であり、神沼であった。古代は海がこの辺まで入りこんで、やがて沼になったのであろう。見沼に突き出るように古代祭祀場跡が保存され、境内の社叢だけを残されて、あとは見沼氷川公園になっている。見沼は寛永7年(1630)頃に、大宮台地東南部の浸蝕谷を利用して潅漑貯水池にした。さらに徳川吉宗の時代、紀州からよんだ土木家井沢為永に命じ干拓させた。広大な見沼田圃になり、見沼代用水がつくられた。享保7年(1722)、三段の閘門を設けた見沼通船掘を完成させた。1914年のパナマ運河開通より約200年前である。
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